独学で診療報酬請求事務能力認定試験の歯科に合格する

診療報酬請求の歯科に合格するまでの記録を覚え書き

テキストの準備

このページでは、今回の試験に向けて使用したテキストについて紹介していきます。

歯科についての参考ブログが無いため試験勉強のためのテキストに何が必要なのかも分からず、どれが正解なのか分からず手探りで探し出したものを紹介していこうと思います。

では、以下本文です。

 

 

 

私が勉強し始めた頃、”診療報酬請求事務能力認定試験(歯科)”を学ぶためのテキストというものは見つけることが出来ませんでした。

それから、市販の過去問も歯科に関しては販売されていないのが現実です。

 

この試験は学科と実技の二部構成となっており、以下はその詳細です。

学科:全20問、1問が4つの文章で構成されていてその文章の正誤を問う問題

実技:全3問、診療録(カルテ)から診療報酬請求明細書(レセプト)を作成する問題

 

市販されている医学通信社の予想問題集を書店で見てみましたが、歯科には対応していませんでした。

そんなわけで、以下に並べるものは人によっては必要最低限のものになるかもしれません。私自身はこれらのテキスト(+@)で合格したので、これから試験を受ける方の参考程度になれば嬉しいです。

 

 

①使用テキスト

歯科診療報酬点数表 平成30年4月版社会保険研究所)

これは、絶対的に必要不可欠です。今から7月もしくは12月の試験を目指すのならば、平成30年4月版を購入すれば対応できると思います。

※今年の秋に消費税が改定される関係で、診療報酬も変わることは通知されています。詳しくは随時厚労省のHPなどを確認することをおすすめします。

 

事例で学ぶ 歯科レセプト 作成と点検社会保険研究所)

実技の対策をするにあたり、痒いところに手が届く感覚のテキストです。あると便利。私はテキスト購入時に診療報酬改定後に発売されるだろう新版が待ちきれず、平成28年4月版を購入しました。点数こそ僅かに変わっているもの、前述した点数表と照らし合わせて確認すれば対して問題もないので早めに欲しいという方は古い年代のものでも対応可能だと思います。

 

②過去問の準備

前述の通り、歯科の過去問は市販されていないので書店以外で準備する必要があります。

歯科の過去問ですが、国立国会図書館に所蔵されている『社会保険旬報』という雑誌で確認できます。

国立国会図書館オンライン | National Diet Library Online

上記リンクでは国立国会図書館の所蔵物をオンライン上で検索できます。

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検索窓に”診療報酬請求事務能力認定試験 歯科”を入力し、検索した結果

私は上記の『社会保険旬報』から、過去5年分ちょっと(年2回×6,7年分で13回分ほど)を複写依頼し、過去問として準備しました。

直接出向いて複写依頼することはもちろん、遠方の方向けにオンライン上で複写依頼も可能なのでご自分にあった方法で準備してみてください。

あまりに昔のものだと、診療点数が現在と大幅に異なることがあるので余計な混乱を避けるためにも過去数年分程度の複写で十分だと思います。

 

③実技試験用の診療報酬明細書(レセプト)用紙の準備

ソラストのオンラインショップを利用してレセプト用紙の準備をしました。

solasto-learning.com

歯科一般が48枚、加算が16枚のセットです。私は1セットを購入しましたが、加算用の用紙は使用しなかったものの一般48枚では足りなかったので、以下のサイトも利用しました。

www.tokyo-kokuhoren.or.jp

東京都国民健康保険団体連合会(ネット検索してヒットしたページ)から、歯科レセプト用紙を印刷して使用していました。

 

詳しくは後ほど改めて記事にしますが、試験当日に配布される実技用のレセプト用紙には点数の記載がありません。点数表を参考に記入していけば良いのですが、自分でも不安な場合は上記で使用していたレセプト用紙を参考にすることが出来るのでオススメです。

 

ざっくりですが、試験に向けて準備したものは以上です。

次回の更新では、上記を使用した勉強方法について紹介します。